12月28日 アユタヤ、バンコク(ワットポー)
 
遺跡の中で、贅沢な時間

 朝6:00に起床。朝食後、8:30に予約していた車が迎えに来た。頼んだのは、タイ創和サービスという会社。SUKさんという、優しそうなドライバーだった。(1日チャーター 2600B+高速代)
 
 さっそく
アユタヤへ向かう。まずは、お嬢さん方が楽しみにしていた象乗り。一番に行ったので、まだ団体客があまり来ておらず、すいていた。僕たちは、前にチェンマイで乗ったので、今回はカメラマンに徹することに。すぐに象が出発したので、写真を撮るために追いかける。象の足は、意外と速く、追いつくのが大変だった。遺跡をバックに歩く象は、なかなか絵になる光景だった。
 


    
  

 象乗りが終わると、今度は象の餌やり。20Bで買った餌をやることに。昨日食べた麺と同じ値段だ。餌の中に、ラビットフードのような、小さい餌が入っており、それをやると、象が鼻で掃除機のように吸い込むのがとてもおもしろかった。でも、手が唾液でベトベトになった。

 続いて、ワット・ロカヤスタ。全長28mの寝仏。穏やかで、癒される顔つきの仏様だ。すぐそばに、車が横付けしたのでびっくり。寝仏の向かい側には、売店が並ぶ。お供えを買って、参拝している人も多かった。

  

ワット・マハータートでは、見るのを楽しみにしていた木の根に取り込まれた仏像。着いたときは、ツアー客でいっぱいだったが、しばらく待っていると、誰一人いなくなった。
 ビルマ軍によって破壊された寺院。頭部を落とされた仏像が並ぶ。木の根に取り込まれたものも、そのとき切り落とされた仏像の一つ。
人がいなくなると、見渡す限りの遺跡の中で、とても落ち着いた気分になることができた。

   

首から上が切られた仏像が並ぶ。ビルマ軍が徹底的に破壊した跡だ。ここまで徹底して破壊したのはなぜだろう。そして、命令されて仏像の首を切らされていた人は、どう思っていたのだろう。

    

遺跡の中にいると、時間が止まっているかのような感覚になった。

向こうの方に見えた高い塔のある遺跡、ワット・ラーチャブラナ。塔の上の方の日陰に入ると、涼しい風が気持ちいい。
  ワット・プラ・シー・サンペット。3人の王の遺骨が納められた3基の塔が有名な遺跡だ。

 

 
アユタヤ名物と言われるお菓子。綿菓子のような甘い砂糖菓子を、クレープ生地に包んで食べる。
なかなかおいしかった。

 昼食は、川沿いにあるレストランで。もっとローカルなところへ行きたかったのだが、観光客は川沿いのレストランに連れて行くことになっているようだ。

 昼食後は、
ワット・ヤイ・チャイ・モンコンへ。1592年に建てられた仏塔の高さは62m。ビルマ王子との象上での一騎打ちに勝った記念塔でもある。ここの仏像は、修復されていた。眼が描いてある仏像もあり、ちょっと変な感じだった。仏塔の前の大きな仏像は、大泉洋に似ているという説も。

  

アユタヤでの、最後の目的地はワット・プー・カオ・トーン。町はずれにある、高さ80mの塔。白い塗装が美しい。上に上がると息が切れた。

 

行くまでは、観光地っぽいところと思いこんでいたアユタヤだったが、実際行ってみると、遺跡の規模が大きいわりに案外とひっそりしており、どっぷりと遺跡の中につかって雰囲気を味わうことができた。遺跡の中に佇んでいると、とても心が落ち着いた。車をチャーターしたので、好きなところでゆっくりできたのも、とてもよかった。来て、本当によかった。
 
 バンコクへ戻って、
ワット・ポーへ。ワット・ポーといえば、この巨大寝仏。長さ46m。やっぱりでかい!

  

足の方から見ると、なまめかしい感じ。でも、後ろ姿は、鉄腕アトム風。

  


ワット・ポーは、とても広く、寝仏以外にも様々な仏塔や本堂など、見所がいっぱいあった。

今度は、対岸の
ワット・アルンを見ようと、チャオプラヤ川の川岸を目指す。しかし、道を間違えて、倉庫街のようなところに入ってしまった。家の向こうに、川が見えるのだが、川岸までなかなか行き着くことができない。薄暗く不気味な通路のようなところで、道を尋ねまくって、ようやく、川岸の渡し船乗り場にたどり着いた。

  

  車に戻って、夕食はここと決めていたT&Kシーフードまで連れて行ってもらうことに。着いてみるとチャイナタウンの、とても交通量の多いところで車から降りるのも大変なくらいだった。ドライバーのSukさん、物静かな感じの人だったが、とても親切で感じよかった。朝の8時半から10時間の契約もここでおしまい。おかげで、充実した一日が過ごせた。
 
 T&Kシーフードは、凄いにぎわい。この近辺にはシーフードの店が並んでいるのに、この店だけが群を抜いて繁盛していた。

   

 クンオップウンセン、エビ焼き、空芯菜、プーパッポンカレー、エビ団子の揚げ物、野菜のオイスターソース煮、ご飯2杯、ビール4本で1100B。安い。そして、おいしかった。

 食べ過ぎたお腹をへらすために、ファランボーン駅まで歩き、地下鉄に乗って、
スアンルムナイトバザールへ。期間限定の観覧車があったので、乗ってみることに。何周回るかは、そのとき次第らしい。我々が乗ったときは3周だった。1人100Bは、タイの物価から考えると高い。

 観覧車に乗ってからは、1時間ほど歩き回って買い物。ウイークエンドマーケットへ行かなくても、ちょっとの量の買い物ならここで十分という感じがした。クッションカバー、ドライマンゴーなどを買った。
 
 朝から一日中、目一杯活動した一日だった。タクシーでホテルへ戻り、10:00就寝。

旅の情報

車を一日チャーターしたのは、「タイ創和」という会社。日本から、インターネットで予約したが、素早くていねいな対応で、安心して予約することができた。結局、運転手さんにはチップも含めて、3000B渡したが、4人で割ったら、一人750B。自分たちの好きなコースで、気に入ったところでは好きなだけいられるというのは、とてもよかった。