12月27日 カオ・プラ・ウィハーン遺跡〜バンコク
 
隠れた世界遺産

 5時40分に起床。6時から朝食を食べ、7時にホテルをチェックアウト。ホテルの車でウボンへ戻る。(車チャーター1800B)1時間ちょっとでウボンに到着。
 今度は、ライトーンホテルで、カオ・プラ・ウィハーン遺跡へ行く車の手配をしてもらう。2000Bで、タクシーをチャーターすることに。すぐに来たタクシーに乗り込む。再び、1時間あまりのドライブで、カオ・プラ・ウィハーンへ。ここまで、時間をとても有効に使うことができた。
 ここも、公園入場料を400Bに値上げしていた。200Bの券を2枚渡されるのも、パー・テムと同じ。
 駐車場の反対側にあるビジターセンター横のトイレへ。裏の方へ行ってみると、凄く高い崖で、下には広大な景色が広がっていて、思わず声が出た。

  

 車止めのゲートを越え、しばらくの間は舗装路を歩く。道の右側には、いろんなHPで何度も見た、地雷注意の看板が。この看板が撤去されるのは、いつの日だろう。でも、このマークのTシャツが売られていたりもして、ある面、観光的にも有名な看板でもあるようだ。
 警官の人形が置かれた事務所のようなところで、今度は1人5Bを払う。森林局管理料らしい。

    

 途中で、舗装がとぎれる。まっすぐ行ったらいいところを、車の轍に沿ってグルッと右の方へ行ってしまい、引き返す。そのまままっすぐ、岩場の上を進めばよいのだった。

ゲートを越えると、小さな村のようなところに出た。 カンボジア側の入場料100Bを支払い進むと、正面に石段が見えてきた。 急な石段を上り詰め、ナーガ像のテラスを通り、カンボジア国旗のある、第一の楼門へ。柱だけが建つ。


続いて、第二の楼門へ。

  

第三の楼門

  

遺跡の階段を上り始めたら、すぐに女の子と男の子が絵はがきを持ってついてきた。でも、「絵はがき買って」と、売りつけるわけでもなく、黙ってついてくるだけ。そして、どっちへ行ったらいいのかなと迷っているときには、横からさりげなく、「こっち」と日本語で言ってくれる。止まって、遺跡や景色を見ているときには、つかず離れず、近くの売店の人と話してたりするのだが、こちらが動き出すと、またまたついてくる。まるで妖精のような子だった。
 
そのような子が多くいて、暗黙のうちに「この人たちは誰の担当」ということが決まっているようだ。小学生ぐらいの子から、高校生ぐらいの子まで。我々についてきたのは、高校生ぐらいの女の子と男の子で、絵はがき売りの子どもたちの中でも、リーダー格の子だった。
 
 初めのうちは、「うっとおしいなあ」と思っていたのだが、さりげない心配りを感じるうちに、だんだん気になってきて、こちらが止まっているときにはどこにいるかなと探すようになった。
 絵はがきは、13枚で100B。一日に何回、遺跡を往復するのだろう。

   ついてきた女の子と男の子

そして、一番上の第四の楼門へ。

  


目の前に大平原が広がった。 広大な景色に感動。 焼き畑の煙が、たくさん見える。写真では、この広さとても伝わらない。

 

  

仲良くポーズをとる女の子。この2人の関係は? 下へ下りる道には、得体の知れない物を売る店が 東側にある物見の塔。中には上から木が根を下ろしていた。

カオ・プラ・ウィハーン遺跡は、規模といい景観といい、世界遺産になってもおかしくないところだった。実際、立地が国境沿いのややこしいところじゃなかったら、間違いなく世界遺産になっていることだろう。

12:30 駐車場まで戻り、ウボン空港へ向かう。途中、
カンターララックの町で、麺の昼食(20B) 

  

14:30 ウボン空港着
ウボン空港発16:20の飛行機で、
バンコクへ向かう。17:30 バンコク・スワンナプーム空港着 
空港からタクシーで、
アジアホテルへ。(300B)18:40 アジアホテルにチェックイン

 スカイトレインの一駅分を歩いて、サイアムへ。
サイアム・スクエアのMKタイスキ。4人でいっぱい食べて1100B。やっぱり、タイスキはおいしい!!食べ終わって店を出ると、もう周りの店は、店じまいしていた。
 サイアム・シティの方では、カウントダウンパーティの用意ができていて、まだまだとてもにぎやかだった。帰りは、スカイトレインに乗って、アジアホテルに戻る。
アジアホテルは、昔の高級ホテルといった感じ。日本人客は少なく、外国人客で賑わっていた。駅に直結しているところは、とても便利だった。

旅の情報

 コンチアム・リゾートからウボンへ戻るには、車をチャーターするか、なんとかしてコン・チアムの町まで出てそこからバスに乗るかのどちらかになる。車をチャーターすると、小型車で1700B、大型車で1800Bとけっこうかかる。
 コンチアム・リゾートで、カオ・プラ・ウィハーン遺跡のツアーもアレンジすることができるが、1人3000B以上ととても高かったので、今回は、ウボンで改めて車を手配することにした。ライトーン・ホテルで、タクシーの手配を頼むと、10分ほどですぐにタクシーが来た。ガソリン代込みの2000Bが今の相場のようだ。
 カオ・プ
ラ・ウィハーン遺跡は、3時間ほどでのんびり往復することができた。世界遺産級の遺跡と、見える広大な景色は本当に素晴らしいものだった。