8月13日 シェムリアップ(タ・プローム、プリア・カン、トンレサップ湖)

今回のベスト遺跡・プリア・カン

 今日も9時にツアーに出発。まずは、みんな楽しみにしていたタ・プロームへ。
 
タ・プローム(ジャヤヴァルマン7世・1186年・仏教) 

 前に来たときには、もっと暗いイメージがあったが、天気のせいか、修復で木が少なくなったせいか、とても明るく、違う所のように感じた。でも、植物の強さを感じさせられるのは、前と同じ。

   

 東門の木。外側からの写真の左側の木。裏側に回ると、第二周壁の上にこれだけの根を張っている。

  

 東塔門を入ったところにある、大蛇のように石の間をうねる木。次々と現れる大木に、写真を撮りまくる。


建物も森の中に溶け込んでいる感じがした。

 建物の中側にある、木の間から顔を出す像。 血管のように絡まる木
 中央祠堂の内部に無数に空いている穴には、当時は宝石がはめ込まれていたと思われている。
 お尻のような木。でもお尻の部分は、ほんの一部。

 

 植物の生命力の強さに、目を見張るばかり・・
 そして、タ・プロームのもう一つの見所はデバター。彫りがとても深いので、下のような横顔の写真も撮れる。


  

 西側の方は、修復工事が行われていた。倒れそうな木は、倒れる前に切ってしまうようだ。そして、西塔門は、ジャヤヴァルマン7世のトレードマークの四面塔。

  

ライ王のテラス(ジャヤヴァルマン7世・12世紀末) 
 
 昨日は象のテラスだけしか見ていないので、ライ王のテラスの前で止まってもらう。でも、あまりに暑いので上に上がるのは断念し、次へ・・

 


プリア・カン(ジャヤヴァルマン7世・1191年・仏教)

 続いては、プリア・カン。リンガを模した彫刻が並ぶ東側の参道を進む。周壁にある巨大なガルーダのレリーフを見てから中へ。西門入り口では、首の取れた2体の像が迎えてくれる。

  

  中央祠堂の中には回廊が巡らされている。次々と奥の回廊が見える眺めがおもしろい。壁には、宝石がはめ込まれていた跡がズラリ。

  

中央祠堂を抜けて、テラスに。細かい彫刻の残るナーガの欄干が見事。また、横には遺跡を包んで大きくなっていった木が切られた姿も。
 2階建ての石造の建物が見えてきた。ここの2階には、宝物の剣を入れていたとか、図書館だったとかいろんな説があるようだ。でも2階建ての建物、しかも円い柱というのはとても珍しいらしい。
 この建物の横のテラスに座って一休み。木に囲まれた遺跡を見ているととても落ち着いた気分になれた。

  



 

 

 堪能して北門から外へ。とてもいい遺跡だった。個人的には今回のナンバーワン。

タ・ソム(ジャヤヴァルマン7世・12世紀末・仏教)

 西塔門には、ジャヤヴァルマン7世のトレードマークの四面仏。東塔門は、リエップという木の根に覆い尽くされている。

  


プレ・ループ(ラージェンドラヴァルマン2世・961年・ヒンドゥー教) 

 午前中の遺跡めぐりの最後は、登れる遺跡プレ・ループ。もともとは、火葬の儀式が行われていた。死者を荼毘に付した石槽が残る。
 急な階段を上ると、回りにはジャングルが広がる。遠くには、アンコールワットの中央塔も見えた。

  

 建てられたのが961年ととても古く、かなり風化も進んでいる。でも、上からの360度の眺めは爽快だった。
 
 今日の昼食は、ホテルの前のフォー屋。食事をしてからホテルへ戻り、しばらく休憩。

トンレサップ湖 
 2時から、トンレサップ湖へ。ボート乗り場から、貸し切り船で出発。
 水上住宅の間を通り、トンレサップ湖でUターン。帰り道には、お約束の水上レストランへ。茹でたエビが出され、それをつまみながら飲み物を飲む。ワニ、ヘビ、ネコ、魚と生き物もいろいろいた。

  

   

 トンレサップ湖ツアーを終え、アンコールクッキーの店に寄って、5時にホテルへ戻った。夕食までの時間、またまたプールへ。
 6:30 トゥクトゥクで夕食へ。今日は、カンボジアの鍋料理「チュナン・ダイ」を食べにバーストリートのスープドラゴンへ。

 大きい土鍋に、湯葉、キノコ、野菜などを入れ、一煮立ちしたら生卵に絡めた肉を入れる。タレは、2種類をミックスし、ニンニク、レモングラスなどを入れ完成。味噌だれのような味。とても優しい味だ。
 麺は、平べったい油麺のような感じでこれもおいしい。途中で具の追加注文もして、おなかいっぱい。
 昼間はとても暑いのに、日が落ちると外で鍋料理を食べても全然暑くない。ジャングルに囲まれているからだろうか。

 バーストリートは、夜になるとすごい賑わい。この通りにいったい何カ国の人がいるのだろうかと思うほどの国際通りだ。

  
 
 

 十分満足して、ホテルへ戻る。今日もお腹いっぱい食べて、飲んで、体重の増加が心配。