8月7日 バガン・ポッパ山

裸足がつらいタウン・カラッ

 7:30 昨日の馬車ドライバーのウィンクル君の兄が運転する車に乗って、ポッパ山へ出発。(30$)
途中で、パームヤシを加工している農家の見学。牛がぐるぐる回って、ピーナッツを挽き、油をとっている。初めて見る光景だけど、何か懐かしい。
   

  

 道を、頭に物を載せた人が。そして、登校の風景にも遭遇

  

  車は、どんどん山を登って、9:00頃タウン・カラッ登り口へ到着。あたりは、霧で真っ白。何も見えない。さっそく、登り始める。登り口からサルの姿が。後ろから飛びかかられている人がいて、余計に恐怖が増す。
 途中で裸足にならないといけない。靴を脱ぐのがつらい。サルの糞を踏みそうだし、臭いし、サルはこわいし、上りの階段はしんどいし、景色は見えないし、途中で工事現場みたいなところはあるし・・と、いいこと一つもなし。ようやく頂上についても、景色は全く見えないし、サルが餌の取り合いをして暴れてるし、苦労して登った値打ち全くなし。すぐに下りる。靴を履けるところまで下りたらホッとした。ああ、つらかった。
  

  

 建物の入り口横にもダルマが。これって魔よけ?参道のおみやげ屋で、ダルマ中・小購入。(2500チャット)これだけは絶対欲しかった。

 

 井戸に水汲みに来ていた女の子。カメラを向けると、ポーズをとってくれた。

 ようやく、車まで戻る。車に乗ってしばらく下ったところで後ろを見ると、霧が晴れたタウン・カラッの姿が。すごいところに登っていたもんだ。こんな岩の上まで、建築資材を運び上げたのも凄い。
 このまま帰ると、イヤな思いをしにきただけみたいので、向かい側のポッパ山にある
ポッパ・マウンテン・リゾートに寄ってみることにした。 
 この選択が大正解。忘れられない景色を眺めることができた。視野に入りきらないぐらい広がる地平線。端から端まで200kmぐらいの範囲が見えたのではないだろうか。そして、その範囲の雲が動き、空が刻一刻と変わっていく。どれだけ眺めていても飽きない広大な景色だった。

  

 広大な景色が見えるレストランでコーヒーを飲む。コーヒー代が10$でも惜しくないと思った。でも、コーヒーは一人1$。申し訳ない。 横にはこの景色を独り占めできるヴィラが見える。ここで泊まって、この景色を一日眺めていたいなあと思った。
 タウン・カラッでの辛い思いは完全に吹っ飛んだ。
 ドライバーとの約束の時間になったので、後ろ髪を引かれながら車へと戻る。ぜひ、もう一度訪れたいところだ。

 12:30 
ニャンウーのマーケットへ戻る。
 ドライバーお勧めのレストランで、チャーハン、スパゲッティ、ビール、水(4900チャット) 料理が届くのを待つ間、ついこないだ田舎から出てきたという素朴な店員の男の子と指さし会話帳で会話。
 
 ホテルまで歩いて戻ろうと歩いていると、途中の道が大洪水。きっちり渡し船が出ている(500チャット)

  

 途中の部分は、浮き輪を持ち出して遊ぶ子ども達でプールのよう。困ることがいっぱいあるはずなのだが、なぜかみんな楽しそうなのがおもしろい。
 ホテルへ戻って、夕日を見に出かける夕方までちょっと一休み。

 5:00 夕日を見に出かける。今日の夕日スポットは、昨日一番初めに行った
ブーレーディ・パゴダ。ホテルから近いのと、比較的人が少なそうだったのでここに決めた。(馬車代3500チャット)
 到着したら、一番乗り。一番に物売りに声をかけられる。でも、彼らは商売だけでなく、新しいことをいろいろと知ることにも熱心だった。我々の横によく来た男の子は、指遊びを教えると一生懸命できるようになるまで何回も練習していた。また、隣にいた外国人と話していた砂絵売りの青年は、写真を見せてもらい真剣な顔でいろいろと質問していた。

 

 今日も夕日は見えず・・。雨期だから仕方ない?でも、空と雲はとてもきれいだった。

 今日の馬は足自慢。他の馬車をどんどん追い抜いてホテルへ帰った。馬車レースのような状態になることもあり、おもしろかった。
 夕食は、ホテル近くの
ネーション・レストラン。鶏肉の大豆煮込み、空心菜炒め、トマトサラダ、ビール2本で6600チャット。おばさんが一人で料理を作ってくれる。待たされたが、味はこの旅で一番だった。


旅の情報
ポッパ山への車のチャーターは30$が相場のようだった。前日、夕日を見に行ったピャッタジー・パゴダに帰りに寄ると35$ということだった。上にもあるように、ポッパマウンテンリゾートが最高だった。車で行くなら、絶対に立ち寄ることをお勧めする。宿泊できたらもっといいと思う。