8月4日 マンダレー

迫力ある市場にびっくり

 7:30から、
マーケットへ出かける。マーケットは、ホテルから歩いて10分ぐらいだった。道にあふれた多くの店。道の真ん中でも勝手に店開きできるようだ。時々、その間を車が通る。雑然とした市場だ。アジアの市場には、慣れているつもりだったが、ここは凄い!       
 迫力ある雰囲気に、思わずシャッターを押す回数も増える。

  

  

  

 9:30から、サイカーで、昨日飛行機で出会ったYさんのいるHITOセンターへ。(1台1000チャット=約100円)
 土曜日ということで、日本語の授業を見学できず残念。
 しかし、Yさんや日本語の先生からいろんなお話を聞くことができた。
 
 Yさんはミャンマーへ来て15年、75歳。でも、とてもお元気で日本センターで裁縫を教えておられる。教室には、今では日本では見られない台付きのミシンがズラリと並ぶ。日本の学校で使っていた物らしいが、電力事情の悪いミャンマーでは電動よりむしろ足踏みの方が貴重らしい。
 もう一人の日本語の先生は、尼崎市で小学校の先生だったが退職してミャンマーへ来られたそうだ。
 
 ミャンマーのいろんな現実を聞く。ウ〜ン、なかなか厳しい。
 また、ミャンマー人はとても勉強熱心で、特にこのマンダレーのHITOセンターには成績優秀な生徒が多く、何人も日本に留学していること。日本語を勉強している人たちには、日本の小学校で使っている漢字ドリルがとても喜ばれることなども聞いた。
 観光地を回っているだけではわからないミャンマーの現実を知るとともに、援助の必要性を感じた。必要とされる物を、確実にここに届ける方法があればいいのだが・・

  

 1時間ほどお話しさせていただいたあと、再びサイカーでクドードォ・パゴダへ向かう。今度は、1台に2人乗り。(1000チャット)着いたのはサンダムニ・パゴダの前だった。金色の塔ばかり見てきたので、白い塔は新鮮に感じた。 門前には、ヘビの見せ物屋が。話を聞いている人たちの顔がとても真剣だったのがおもしろかった。でも、どうやってお金を集めるのかわからなかった。
 絵はがきを持って話しかけてきた女の子。自転車でこのあたりをぐるぐる回っていて、何度も会った。でも、商売より遊び優先のようだった。

   

クドードォ・パゴダ。ここにも白い塔がある。涼しいお堂でのんびりしていたら、YMCAで日本語を勉強している女の子が話しかけてきた。日本人が少ないので、日本語の練習があまりできないそうだ。

 

 シュエナンドー僧院。珍しい木造の建物だ。
 建物の壁面には、細かい彫刻が並ぶ。でも、一つ一つの彫刻がくぎで打ち付けてあるのにはビックリ。また、古くなった彫刻は、修復するのではなく、新しく彫刻したものと取り替えていくのがミャンマー流らしい。

  

 ずっと我々をつけねらっていたサイカーに乗り、今度はマンダレーヒルを目指す。登る前に腹ごしらえ。
 マンダレーヒルの登り口にある食堂のおばちゃんが薪の火で作ったチャーハンもヌードルもとてもおいしかった。チャーハンの上にかけられていた揚げピーナツがとてもおいしく、おかわり。(計3000チャット=約300円)

  

 マンダレーヒルには、歩いて登ることにした。でも、結構ハードな道のりで大汗をかいた。またまた、日本語を学んでいる31歳の女性が話しかけてきた。本当に、勉強熱心な人が多い。
  マンダレーヒルには、伝説にちなんだ像がある。お布施する物が何もないのに悩んだあげく自分の乳房を仏陀に献上したサンダームキ(右の像)に対し、仏陀は現在のマンダレーの方向を指さし、「おまえは来世では王になり、そこに町を造るであろう」と予言を与えた。(真ん中の像)その通り、サンダームキはマンダレーの旧王宮を造ったミンドン王に生まれ変わったのだという。

  


 
 

 マンダレーヒルの頂上からの眺め。上の2枚はエーヤワディー川の方向。川があふれ、とても広くなっているのがわかる。一番近くの大きな建物は、マンダレーヒル・リゾートホテル。
 下の写真は、反対側。水田と遠くの山々の緑がとてもきれいだった。
 360°広がる景色に満足して、ジェットコースターのような乗り合いトラックで下山した。

 下へ下りると約束していたサイカーがいない。そのあたりを探しまくってやっと見つかり、ホテルまで戻る。
(シュエナンドー僧院からマンダレーヒルを経て、ユニティホテルまで3000チャット=約300円)
 6:00から、
マイン・レストランで夕食。今日のメニューはビール2本とカリフラワー炒め、空心菜炒め、鶏の唐揚げとご飯で5900チャット。新しくできたダゴン・ビールのキャンペーンガールが来ていた。
 食後は、昨日と同じくナイロンでデザート。タピオカアイス、バニラシェイク、コーヒーで1700チャット。