4月16日  めちゃ混みのバス

 3泊したシーギリヤを後にして、ニゴンボへ向かう。
 8時半のバスでダンブッラへ。きのうも同じバスに乗ったのだが、きのうと混み方がぜんぜん違う。途中から人がどんどん乗ってきて最後は満員に。スリランカはタイと同じく仏教国なので4月13日がお正月。お正月の休みが終わるので帰省していた人たちが都会に帰るようだ。


ダンブッラでバスを乗り換える。今度は9時半発のクルンナガラ行き。幸いダンブッラが始発のバスだったので助かった。でも途中からはこのバスも満員に。
 そしてク11:30クルンネガラ着。ここで再びニゴンボ行きのバスに乗り換える。ところがクルンネガラのバスターミナルは人でいっぱい。ニゴンボ行きの乗り場にはバスを待つ人がバスが入ってくるスペースにまであふれている。チケットを前もって買うとかの仕組みはないので、乗るのは早い者勝ち。30分ほど待ってもバスは来ず、人は増えるばかり。


 これは大変と思い、トゥクトゥクの値段を聞きに行ってみると4000Rp(約2700円)という答え。バスに比べたら20倍ぐらいの値段だが、荷物もあるし、あの人ごみの中で待っていてもいつバスに乗れるかもわからないのでトゥクトゥクで行くことに決定。
 でも、トゥクトゥクでの道のりも厳しいものだった。2時間もかからないだろうと思っていたのだが、2時間たっても着かない。バスの後ろを走ると排ガスが強烈。運転手はこんな遠くまで来たことはないようで、いろんな人に道を尋ねながら2時間半、ようやくニゴンボのホテルに着いた。
 着いたホテルは豪華なホテル。部屋が足りなかったのかなぜかスイートルームに案内されテンションも上がる。そして外には美しいビーチ。あの喧騒のバスターミナルと同じ国とは思えない、まるで天国のように感じた。

 

さっそくプールで一泳ぎ。その後はビーチに。ビーチチェアーに寝転んでビールを飲み至福の時間を過ごせた。あのままバスを待っていたらいつここに着けたかもわからない。トゥクトゥクで来た値打ちがあった。


 
 昼食を食べ損なっていたので早めの夕食。チキンカレーを頼んだら、野菜のカレーもズラッと出てきて、しかもどれもおいしくて大満足。今回、夕食には毎回カレーを食べたが、ぞれぞれ味も微妙に違い、でもどれもおいしく、4日間続けても飽きることはなかった。
 そして前のビーチはきれいな夕焼けで染まる。空の色が変わるたびに海岸まで写真を撮りに出ながら食べた。



 

 

 翌日は、朝早く空港に向かい、10時発の飛行機でバンコクに戻った。

 初めて訪れた国、スリランカ。いつかは行きたいと思っていたシーギリヤに行くことができてよかった。出会った人たちもみんなとても明るく、親切でいい印象を持った。食事もカレーが続いても問題なかった。でも今回は町には全然行けなかったので、どんな国というのがもうひとつよくわからない部分もあった。
 また、今回はたまたまスリランカのお正月の時期で特別だったのかもしれないが、移動が思いのほか大変だったのはけっこう辛かった。
 もしもう一度行く機会があったら、今度はコロンボやキャンディなどの町を中心に回りその後はまたニゴンボのホテルで海を見ながらのんびりするコースがいいかなあ。