10月13日
プランバナン遺跡ツアー
 8:00 朝食。フェニックスホテルの朝食はとても豪華。りんごやにんじんを目の前で絞ってジュースを作ってくれたり、インドネシアの伝統的な朝食メニューが並んでいたり・・。ついつい欲張っていっぱい食べた。

 

9:30 バスに乗って昨日歩いて帰ってくる途中にあったデパートに行ってみる。でも何も買いたくなるものはない。インドネシアの料理にも飽きたし、朝食をおなかいっぱい食べたので、昼食はコンビニでカップヌードルを買って部屋で食べた。
 13:00 予約していたプランバナンツアーに出発。ホテルのロビーにガイドさんが迎えに来ていた。
 まずはプランバナンへ。とてもいい天気でとても暑い。遺跡めぐりは大変だと思っていたがプランバナンに着くと木も多いし、風も気持ちよくあまり暑さを感じなかった。
 プランバナンは10世紀に作られたヒンズー教の遺跡でこれも世界遺産。まずは全景を見ながら近づいていく。2006年の地震で大きな被害があったらしく、一番大きなシヴァ堂(ロロ・ジョグラン)の中にはまだ入れない。他のお堂でも修復作業が行われていた。シヴァ堂の高さは47m、とても高い。10世紀に石を積み重ねてこれほどの高層建築を作ったのはすごい。ボロブドゥールとは違った迫力があった。シヴァ堂の中にはシヴァ、ガネーシャなど4つの像があるのだが、今は見ることができない。


大きな3つのお堂はヒンズー教の3大神のヴィシュヌ、シヴァ、ブラフマのお堂。そしてその前にはそれぞれの神の乗り物のお堂がある。シヴァの乗り物は牡牛。まずは、シヴァ堂の前のナンディ(牡牛)のお堂に入る。中には牛の石像。ガイドさんが言うご利益のあるところをいろいろと触る。
 その後はお堂の外側を3周回る。3周回るといいことがあるらしい。遠くにとても美しい形の山が見える。ムラピ山(2968m)今でも活発に活動している火山。形が富士山のようにとてもきれいだった。

 

続いてはブラフマ堂に。この中には3つの顔と4本の腕を持ったブラフマー神像がある。前から見ると人の形に彫られているが後ろは板のように平ら。
 このお堂も外側を3周回る。壁のレリーフはアンコールワットにもあった「ラーマーヤナ」の物語の絵。とてもはっきり残っていた。そして入り口の上には魔除けのカーラ。

  

 次はヴィシュヌ堂。この中にあるのはヴィシュヌ神像。
 しばらく自由に回ってくださいということで、裏側のほうに行ってみる。逆光ではない方角からみると、高い塔が青い空に映えて美しかった。そして遠くには雄大な山。なかなかいいところだ。

  

 続いては1kmほど離れたセウ寺院に向かう。歩いている途中で汽車型の乗り物が来たので乗っていく。風が気持ちいい。
 セウ寺院は仏教を信仰する奥さんのために王が建てたヒンズー教様式の仏教寺院。9世紀のはじめに建てられた。入り口にはすもうとりのようなクペラという門を守る神像が2体。小ぶりの遺跡だがひっそりしていてとても静かでいい雰囲気だった。

  

セウ寺院からは広い公園内をぶらぶら歩いて駐車場まで戻る。木がとても多く風がさわやかで気持ちいい。ランブータンの木を発見。まだ青いミニランブータンがたくさんなっていた。

車に乗って約1km行ったところにあるプラオサン寺院に向かう。ここもヒンズー様式の仏教寺院。お堂の中には何体かの仏像が残っていた。お堂の中を抜けていく風が気持ちいい。そしてお堂から見える周りの景色も素晴らしい。境内をぶらぶら歩きながらのんびりした。

  

 そして最後はクラトン・ラトゥ・ボコに。プランバナン遺跡観光公園の南、約3kmのボコの丘に位置する遺跡。そしてこの丘はきれいな夕日で有名なところ。インドネシアは今乾期なので毎日いい天気で、毎日きれいな夕日が見られるのだ。夕日を待つ間に遺跡見学。山の上に遺跡の土台部分がたくさん残っていた。沐浴場にはちゃんと水がたまっていた。水がわき出るところを選んで沐浴場を作ったようだ。

 

 そして入り口の門の辺りで日没を待つ。門の所に夕日が当たりとてもきれいだった。ここは地元のカップルのデートコースにもなっているようで、夕日見物のカップルがとても多かった。

  

 その後は、駐車場横の展望台兼レストランでミーゴレン(ツアー代にふくまれている)を食べる。ここからはムラピ山がとてもよく見える。もう薄暗くなっていたのが残念。着いたときのほうが山がきれいに見えていたので先にこちらに来たらよかったのに・・
 これで午後からのツアーはおしまい。とても値打ちのあるツアーだった。ガイドさんも説明上手だった上に、気遣いもバッチリでとても感じよかった。


夕食はさっき食べたミーゴレンでおなかいっぱいなので、マクドでポテト、屋台で串焼きを買ってきて部屋でビールを飲みながら食べた。もうインドネシア料理は十分・・