10月11日
ボロブドゥールの朝日と夕日
今日はサンライズツアーに参加する。(これだけは申し込みとツアー料金約1700円が必要)4:00に起き、4:30にフロントに行くと参加者がいっぱい。懐中電灯を持って真っ暗な中遺跡に向かう。上で夜が明けるのを待っていると東のほうがうっすらと明るくなってきた。残念ながら朝日は見られなかったが、霧に曇った山が徐々に明るくなっていく幻想的な風景を見ることができた。昼間は座ると警備員に注意されるのだが、この時間はツアー参加者しかいないので自由に座って景色を眺めることができるのもよかった。

  

  

 上でのんびりして6:30 ホテルに戻り朝食。
 その後は、暑くなる前にホテルの自転車を借りて近くにある小さな遺跡に行くことにした。まずは約3km離れたムンドゥ寺院へ。この寺院の小堂の中には東南アジアの仏像彫刻の最高傑作のひとつと言われる釈迦牟尼仏がある。たしかに綺麗な仏像だった。
 でもそれ以上にすごかったのが、敷地の端にあるガジュマルの大木。枝を大きく広げ、気根をいっぱい垂らしとても存在感のある木だった。子どもが気根にぶら下がって遊んでいた。まねしてぶらさがってみる。でもとても持ちにくく、けっこう力が必要だった。

  

  そこからホテルに戻る途中にあるのがパウォン寺院。ここは小さなお堂が残っているだけ。

 
 

 ホテルに戻ってサンライズツアーについていたコーヒーと軽食を食べた後は部屋で昼寝。
 昼食は自転車で走っているときに見つけたホテルの近くの麺屋に。量は少なかったが味はなかなかおいしかった。
 その後はまたまた昼寝したり本を読んだりして過ごす。今回は時間に余裕がありすぎるぐらいでのんびりできる。
 3時になり少し涼しくなってきたので、レストランでアイスクリームを食べてからまたまたボルブドゥール遺跡に上ることにした。
 見事なほどの快晴。空には雲ひとつない。これはきれいな夕日が見られそうなので、日が沈むまで待つ。この時間は座っていると警備員に注意されるので座って待てないのがつらい。

  

 だんだん影が長くなってきて、いよいよ日が沈む。夕日に照らされた遺跡は撮影ポイントもいっぱいでいい場所を探してうろうろしながら写真を撮る。ストゥーパに入っていない仏像がやはり絵になる。
 遺跡の閉場は午後5時。夕日が沈むころには5時を回っていて、係員が上の段から追い出しにかかる。でも、みんな写真を撮りながらゆるゆると降りていき、結局日が沈むまで遺跡にいることができた。



  

  夕食はまたまた同じレストラン。3日目ともなると、何を食べようかと困ってしまう。魚のまる揚げ、豆腐と野菜を炒めたものとビール2本。魚は上手に揚げてはあるのだけれど、味はもうひとつだった。