8月8日 アンチラベ〜アンタナナリブ

最後の夜は、豪華なパーティ


 7:00 朝食、8:00アンチラベを出発してアンタナナリブへ向かう。
 11:00 アナラマンガパークへ到着。どんなところだろうと思っていたら、土産物屋とレストランとスポーツ施設とバンガローがある場所だった。タナから休日にマダガスカル人が遊びにやってくるところのようだった。
 すぐに昼食の予定だったが、全く用意ができておらず、待たされることになった。あまりに時間があるので、来る途中にあった道沿いのかごなどの民芸品屋が並んでいるところまでバスで戻ることになった。
 店の裏には、滝があってなかなかの風景だった。
 緑の3段重ねのかご(10000Ar)と、カメレオンのマスコット(2000Ar)を買った。

   
 

 買い物を済ませ、アナラマンガパークへ戻っても、昼食はまだできておらず、1時になると言う。道ばたに、牛を満載したトラックが止まっていた。
 昼食を待つ間、サッカーゲームで遊ぶ。

  

 待っている間に、体調が急に悪くなる。結局、昼食も食べられず、トイレのそばで過ごすことに。
 アナラマンガパークを出て、タナまでの道はつらさに耐える長い道のりだった。
 3:30ようやくタナに着き、シャンガイホテルにチェックイン。倒れるようにベッドへ。2時間ほど寝て、ようやく少し回復してきた。
 
 5:30 8年前にお世話になったマダガスカル人留学生イブさんの家へ向かう。今は、イブさんはアメリカにいるので会えない。イブさんと同じように神戸大学に留学した妹のマヌーさんが、今回は、アンチラベにも同行してくれ、いろいろとお世話になった。この夜も、ツアーのメンバー全員を招待してくれた。ホテルを出たら、きれいに虹が見えた。 


 8年ぶりに訪れる家なのに、何となく道を覚えていたのがすごい。そして、バスが庭に入るのもすごい。
 前はなかった2階へ通される。大きな応接間だ。1階は、人に貸して、2階に住んでいるらしい。豪華な料理がどんどん運ばれてくる。体調がまだまだ完璧でなく、ほとんど食べられないのが残念。でも、来ることができただけでもよかった。

 このパーティには、JICA関係の方も何人か来ていて、いろんな話を聞くのがおもしろかった。日本では絶対に出会えない人とマダガスカルで出会えるのがおもしろい。
 そして、イブさんから始まった人の縁が、どんどん広がって今日に至っているのもすごいと思う。

 8月9日 アンタナナリブ〜バンコク

そして、最後の日

 いよいよ、マダガスカル最終日。何とか体調も元に戻り、食事が食べられるようになった。
 シャンガイホテルをチェックアウトするとき、さんざん使ったナイキのサンダルとスリッパを、荷物を取りに来たホテルの人がとてもうれしそうにもらってくれた。
 8時から、タナの町歩きに出かける。Tシャツを買うのが目的だったが、Tシャツ屋が開くまで、町をぶらぶらする。

  

町の中心にある長い階段。8年前、何度も歩いた思い出がよみがえる。

 

 無事にTシャツも買えて、これでマダガスカルでの買い物は終了。2人で食事代、おみやげ代として、3万円使うのがやっとだった。
 おしゃれなカフェで一休み。カフェへ行く廊下には、マダガスカルの昔の看板や紙幣がいっぱい展示されていた。

 

   

 タクシーに乗って、スーパーで買い物をしているバス組のところへ。タクシーはシトローエン。
 着いたのは、イブさんの家のあるタンジュンバトゥのジャンボという大型スーパー。スーパーの前には川があり、そこはみんなの洗濯場になっていた。どうしてみんな、地面に洗濯物を広げて干すのか不思議だ。

  

 マダガスカル最後の昼食は、空港近くの新しいきれいなホテルのレストラン。
 15:30 マダガスカル航空MD018便でバンコクへ。

 

 今回は、NGOの活動が中心だったが、再びマダガスカルに来られたことに感謝。いろいろと不思議な人の縁を感じる旅だった。
 届けた本がいつまでも大事にされて、子どもたちの心にいつまでも残るものになることを願っている。