8月11日 シェムリアップ(アンコールワット)
アンコールワットの壁画をじっくり見る
今日も6:00に起き、6:30に朝食。
しばらく部屋でのんびりして、9:00にデイ・イン・アンコールをチェックアウト。
トゥクトゥクでボレイ・アンコールへ移動。なかなかの豪華ホテルだ。ロビーで深夜便で日本を出発した5人が来るのを待つ。
10:00みんなが無事に到着。今日からは、7人での旅が始まる。
早速チェックインすることができ、深夜便で着いた5人が休養している間、プールへ。
ここのプールは、今までのホテルのプールの中で一番深い。水温もちょうどいい温度で泳ぎやすかった。
12:00 昼食を食べにホテルの向かいのフォー屋さんへ。優しい味でおいしかった。
1:00 アンコールワットに向けて出発。まずは、チケット売り場で写真を撮って、チケットを作る。(3日券40$)どのチケット写真も、うまくとれているのに感心した。シャッターを押すタイミングがいいのかな?
アンコール・ワット(スールヴァルマン2世・12世紀前半・ヒンズー教)
1:30 アンコールワットへ。意外なぐらい人が少ない。今日はガイド無しなので、ガイドブックが頼り。塔が見えたり見えなくなったりするのを確かめながら、参道を進む。見事な設計に感心することしきり。
遠くからは見えていた中央祠堂が、近づくと一旦見えなくなる。↓
西塔門の階段を上ると、門の中央から中央塔が一つだけ顔を出す。門の上の方が工事中なのが残念。西塔門を抜けると、中央祠堂が姿を現す。奇跡的に、誰1人参道にいない瞬間があった。
経蔵、ナーガの欄干の横を通って、西塔門テラスの階段へ。階段の横には4体のシンハ。階段を上る前に一度視界が遮られ、一歩一歩階段を上るにつれて中央祠堂の姿が再び現れてくるように作られた石段が、現在の木の階段の下にある。
そして、テラスの上へ。中央祠堂が目の前に迫る。
まずは、第一回廊へ。
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初めの壁画はマハーバーラタ。王族家同士の戦闘の物語が、動きを強調した動画風に描かれている。 | 続いては、スールヴァルマン2世の行軍。象に乗って戦いに赴くスールヴァルマン2世。さしかけられた日傘の多さが地位の高さを物語る。 |
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次の壁画は、天国と地獄。地獄へ落とされる人たち | 嘘ついたら舌抜かれるよ!! |
地獄の描写はとてもわかりやすかった。閻魔大王は、世界的な人だったのだ。知らなかった。
次は、乳海撹拌。残念ながら、半分は修復工事中で見ることができず、前に写真パネルが置かれていた。不老不死の薬アムリタを生み出すために、神々が阿修羅の力を借りて、1000年間海を休まずかき混ぜている場面。巨大ナーガの胴体を両側から綱引きのようにして海をかき混ぜている。綱引き競技をしているのではなかった。
この場面は、アンコールトムの南大門前の像などにも見られる。タイから帰る時にいつも写真を撮る、空港のオブジェもこの場面だったのだ。
神々の戦いのレリーフ、ラーマーヤナと続けて見ていく。サル軍と悪魔軍の戦いの絵は、様々な遺跡の彫刻で見られた。この時代、彫刻するならこれ!という素材だったようだ。
後半は若干疲れたが、ガイドブックと照らし合わせながら順を追って壁画を見ていくのはなかなかおもしろかった。
第一回廊を回り終わり、十字回廊へ。十字の間は、沐浴の池だったらしい。十字回廊には、1632年にここを訪れた森本右近太夫一房の落書きが残る。今から、400年近く前のものが残っているのが驚き。
十字回廊から第二回廊を抜けると、中央塔が大きく見えた。急な階段は、今は修復工事中のため上れなくなっていた。
第二回廊は、格子がはめ込まれた窓からの光の模様が美しい。
そして、第二回廊、第三回廊の回りには、数多くのデバターが、彫刻されている。よく似ているようで、でも比べてみると全然違う。
見学時間2時間20分、アンコール・ワットを満喫して外へ。最後に、堀越しに撮影し、車へ。
クロマーツアーズまで行き、支払い方法の確認をし、昨日出した洗濯物を受け取りに。昨日洗濯物を出したインターネット屋がすぐ見つからず、しばらくウロウロ。その後は、スーパーでビールや飲み物の買い出しをして、4:50 ホテルへ戻る。
今日の夕食は、ホテルのレストランで。ボレイ・アンコールホテルは、オフシーズンのプロモーションで、4泊したら、3泊分の料金で、おまけに1日目のディナーつき。ちなみに、1泊1部屋85$。
料理は、セットメニューだったがフランス料理風。カンボジアにいるとは思えない。
夜行便で来た5人は特に疲れてるので、夕食後はすぐに解散。明日に備えて早く寝る。